お気に入りのお花屋さんはありますか?
と質問されたとき、即答できる人はどの位いるんだろう。
大学三年生の夏、パリで花屋を見て回った時も
ここ数年でヨーロッパの花屋を見て回った時も、印象は同じ。
お洒落なお花屋さんって、ヨーロッパにも意外とそんなに多くはない。
日本で雑誌を見ていた時は、街並みや外観、店内のディスプレイ。
写真の中の世界観はすごく素敵で、ヨーロッパはそんなお花屋さんで溢れていると思っていた。
街を歩けば至る所にあるものかと。。。
市場にあるお花屋さんも、写真で見ると街の雰囲気でぐっとお洒落に見えるしね。
でも実際は違う。探さないとない。三歩歩けば素敵な花屋がある、なんてのは願望がかなり入った妄想でした。
もちろん、素敵なお花屋さんでお店のディスプレイにも力を入れているところは、
日本ではほとんど見ることがない洗練されたショーウィンドウを見ることができる。これはかなりおすすめ。
※これは店内のディスプレイではなく、ショーウィンドウに1つの作品を飾るお店のことを指しています。こちらでは売り物の器にも花を生けて飾るお店もたくさんあるので、その差もでかいかもしれない・・・。
ミュンヘンに住んでいた頃は、職場以外で好きなお花屋さんにディスプレイを見に通ったものです。(行き過ぎて仲良くなった)
見るだけでもすごく勉強になったし、感性が磨かれた気がします。
皆さんにも旅行の際は、是非素敵なお花屋さんを調べてショーウィンドウも楽しんでほしいな。
でね、今回何をお伝えしたかったかと言うと。
日本のお花屋さんはレベルが高いということ。
7年ドイツにいたし、ここ数年で各都道府県の花屋さんを見て回ったわけではないけれど。
SNSの普及によって素敵なお花屋さんを見つけることが容易になったことに加え、
このコロナ禍でアレンジメントやブーケ、お店の紹介をするお花屋さんがかなり増えた。
そうして見ていくと、出てくる出てくる。
7年前も私の故郷の福岡ではお洒落なお花屋さんが増えてきていた印象はあるけれど。
ここ数年で更にレベルが上がったんじゃないかなあ。
きっと一つの都市にあるお洒落なお花屋さんの数は、ヨーロッパより多いのでは?と思うくらい。
日本スタイルのお店もあれば、パリ風やイギリス風だったり。見ていて本当に楽しい。
そんな恵まれた環境の日本で、お気に入りのお花屋さんがないなんて勿体ない!!!!
是非、是非、是非!いくつかのお花屋さんを回ってお気に入りのお花屋さんを見つけてみてください。
花を飾り始めると、日常にちょっとした良いことが増えるはず。